- 地域活動に紙芝居
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2023.12.19 Tuesday
紙芝居は、絵と言葉で物語を表現する日本独自の伝統芸能です。子どもから大人まで楽しめるもので、保育や教育、エンターテインメント、地域活動など、さまざまな場面で活用されています。
保育や教育では、紙芝居は、子どもたちの想像力をかきたて、情操教育や語学教育に役立ちます。子どもたちの年齢や興味に合わせて、さまざまな紙芝居を活用できます。
エンターテインメントにおいては、紙芝居は、子どもから大人まで楽しめる娯楽となって、イベントや祭りなどで活用されます。プロの紙芝居師による迫力ある演技や、子どもたちが参加できるような紙芝居など、さまざまな紙芝居を楽しむことができます。
もちろん地域活動として、紙芝居は、地域の交流や文化の伝承に役立ちます。地域の伝統や歴史を題材にした紙芝居や、住民が作った紙芝居を活用することで、地域の活性化にもつながります。
もう少し具体的に言うと、地域の伝統や歴史を題材にした紙芝居は、地域の文化や魅力を次世代に伝える役割を果たします。例えば、地域の祭りや行事、名所旧跡などを題材にした紙芝居は、子どもたちに地域の誇りを感じさせるきっかけになります。
地域の課題や問題を題材にした紙芝居は、そこの課題や問題について考えるきっかけをつくることができます。 例えば、環境問題や防災問題、地域交流などを題材にした紙芝居は、地域の住民の意識を高める効果が期待できます。
また、地域の住民が作った紙芝居は、地域の住民の思いや願いを表現することができます。 例えば、地域の住民の体験談や、自然や人々を描いた紙芝居は、地域の住民の交流を深める効果が期待できます。
具体的な例としては、ある地域における伝統行事である「山開き」を題材にした紙芝居を制作するのもいいでしょう。紙芝居を通して、地域の伝統行事を伝え、子どもたちに地域の誇りを感じさせる取り組みが行うのにも効果的です。
また、ある地域の環境問題である「ゴミの分別」を題材にした紙芝居を制作するのもいいでしょう。紙芝居を通して、子どもたちにゴミの分別の大切さを伝え、環境問題への意識を高める取り組みになります。
さらにある地域の住民の協力で、地域の自然や人々を描いた紙芝居を制作してもいいでしょう。紙芝居を通して、地域の住民の交流を深め、地域の魅力を発信する取り組みになります。
地域活動に紙芝居を利用する際は、地域の課題やニーズを踏まえて、紙芝居のテーマや内容を検討することが大切です。また、地域の住民の協力を得て、紙芝居を制作・上演することで、地域の一体感や活性化につながります。
紙芝居の制作は、住民から絵を描くのが好きな人、台本を書くのが好きな人などの協力を得ます。演じることの好きな人もいるでしょう。大工さんや日用大工の得意な人が、紙芝居の舞台を作ればいいでしょう。地域の住民で役割分担することによって、住民同士の会話が生まれ、絆も生まれます。
ちなみに紙芝居の演じ方のポイントは、声に表情をつけるため、登場人物ごとに声色を変えたり、感情をこめて語ったりすることで、物語がより生き生きと伝わります。絵の引き抜き方を工夫することによって、ストーリーに面白みを加えることができます。
ページをすっと引き抜くだけでなく、途中で止める、ゆらす、ゆっくり抜くなど、場面の展開の仕方に変化をつけて演出します。何もできないと思う人でも、練習のときの観客になって、観客目線により、その紙芝居のレベルアップに協力することができます。
また、観客が参加できるような掛け声やクイズを取り入れることで、観客の興味を引きつけ、集中力を高めることができます。紙芝居は、子どもから大人まで楽しめる、奥深い芸能です。上記のいくつかのポイントを押さえて、ぜひ紙芝居を地域活動に役立ててみてください。