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紙芝居台本「鼻かけ地蔵」

紙芝居台本「鼻かけ地蔵」

1

円山川の水の流れは、玄武洞付近の観音浦まで来ますと、ゆったりとしてまいります。城崎温泉を過ぎて、津居山で日本海へと注がれますが、城崎温泉の向かい側に、湖のような入り江がございます。入り江の名前を、楽々浦と申します。

(ゆっくり抜く)

このお話は、昔、その楽々浦であった出来事です。

 

2

さて、楽々浦には、たいそう働き者の喜助という男が住んでいました。

喜助は、猟師でした。朝はやく漁に出かけ、捕った魚を売っていました。

また、喜助は、小さな田を一枚借りていました。日当たりが悪いものですから、耕しても耕しても実りが少なく、その日その日をつつましく暮らしていました。…

author:トムテのマスター, category:紙芝居, 16:51
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