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ぽかぽか森のピンクのベンチ

ぽかぽか森のピンクのベンチ
ぽかぽか森にはピンクのベンチがありました。キツネの親子がやってきました。
「母さん、手が寒いよ」
「母さんのポケットに手を入れてごらん」
母さんは手をぎゅっと握ってくれました。そうしたら手の中に小さな太陽が生まれたみたいで、手がぽかぽか暖かくなってきました。わたしは思わずもう片方も入れました。
「まるで小さな太陽をふたつ握っているみたい」
そう母さんがいいました。わたしは大きな太陽につつまれているようで幸せでした。

 

今度は渡り鳥の親子がやってきました。
「これから長い旅になるぞ」
目の前の大きな海を見ながら、大丈夫かなあと心配になりました。すると父さんが言いました。
「後ろを見てご覧。あそこから飛んできたんだよ」
それはそれは大きな山で雪が積もっていました。山のてっぺんは雲を突き抜けていました。なんだか飛ぶ力が湧いてきました。父さんの言葉には力がありました。

 

author:トムテのマスター, category:お話, 19:37
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