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口演童話「アリの観察ノート」

口演童話「アリの観察ノート」

  夏休みの宿題は、観察ノートを作ることです。小学校五年の有野ユウ君も、何を観察しようかと考えました。

「朝顔の種をまいて、その成長を記録しようかなあ。でも、もし芽が出なかったら、ずっと土ばかり見ていることになるし、…。雲の流れを観察するのはどうかなあ。毎日同じ時間に、窓から見える空をノートにかくんだ。でも、毎日じゃあ、どこへも遊びに行けないし、…。そうそう、前から不思議に思っていたんだけど、アリの巣というのは、土の中でどうなっているんだろう?どんなふうに巣を作るんだろう? ようし、これに決めた」

ということで、有野君はアリの観察をすることにしました。

author:トムテのマスター, category:お話, 19:13
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